EPIC SNOWBOARDING MAGAZINE

Haglofs Snow Days ホグロフス 

スノーボーディングの楽しさを改めて実感させてくれた2日間「HAGLÖFS SNOW DAYS 2020」

スウェーデン発のアウターウエアブランド、Haglöfsによる、オンスノーイベント「Haglöfs Snow Days 2020」が、2月8日〜9日にわたり栂池高原スキー場にて開催された。本記事では、スノーボーディングの楽しさを改めて感じさせてくれた2日間のレポートをお届けする。

 

 

“HAGLÖFS SNOW DAYS 2020”

 

 

日本各地で記録的な少雪となる厳しいコンディションが続く今シーズン。北海道でさえも少雪という前代未聞の事態に悲鳴をあげるスノーボーダーは数知れず。Haglöfs Snow Daysも直前まで開催が危ぶまれるほどだったが、開催直前に見事な寒波の到来に恵まれ、予想以上の降雪に恵まれたディープパウダーを満喫する贅沢な2日間となった。

 

 
Haglofs Snow Days ホグロフス 
 

イベント1日目には、未圧雪の白樺ゲレンデコースにバンクと自然地形を活かしたセクションが点在するバンクドスラロームと自由な滑走をミックスさせた、タイムトライアルレースがおこなわれた。
バンクドコースを抜けると、自由なラインチョイスができる壁から落ち込み、ゴールゲート直前に現れるミニヒップまでタイムレースの枠を超えた遊び心溢れる内容。ジャッジ方法は、タイム計測とフリーライディング要素をジャッジするHaglöfsによる特別ルール。

 

Haglofs Snow Days ホグロフス 山崎恵太

コース内に登場する落ち込みセクションで山崎恵太のクレイル

 

Haglofs Snow Days ホグロフス

無駄のないエッジコントロールと魅せるライディングでメンズ1位を獲得。バチスタ・マルコス。

 

Haglofs Snow Days ホグロフス 

メンズクラス L-R 2位 コバヤシユウタ 1位 バチスタ・マルコス 3位 コイケタカユキ

 

Haglofs Snow Days ホグロフス 

ウィメンズクラス L-R 2位 ワタセチカ 1位 シミズミナ 3位 トミナガメグミ

 

Haglofs Snow Days ホグロフス 

キッズクラス L-R 2位 シブヤコハク 1位 フルセフュウジ 3位 フカサワソウシ

 

Haglofs Snow Days ホグロフス 

特別賞 フセマサト

 

Haglofs Snow Days ホグロフス 

 

そして、夜には栂池スノーボードスクールの壁面に特大のスクリーンが登場。スウェディッシュトーチの炎を囲み、温かい振る舞い酒や飲み物を楽しみながら、映像上映がおこなわれるアフターパーティ。Haglöfsフレンズの山崎恵太が出演する、HACHI 『Life Line 3:Groove』と中西太洋による『Silveroom』の2作品が上映。

 

 

Haglofs Snow Days ホグロフス 

アフターパーティの会場は、ナショナルチームのハーフパイプコーチを務める、栂池ローカルのケンゴマンこと深沢健悟が完璧なセットアップで今年も会場を演出してくれていた。

 

 

雪上で観る映像作品は、室内のテレビやスマホで観るのとはまったく異なる高揚感と空気感に浸れる贅沢な時間となった。

 

そして翌日には、栂池バックカントリーエリアのBCツアーが、ふたつのプログラムに分かれて開催。ガイドを務めるのは、もちろんHaglöfsフレンズ。参加者は自身のレベルに合わせて参加プログラムをチョイスできるので、あらゆるレベルの参加者が楽しめるというもの。

 

 

 

 

バックカントリー初心者でも安心して参加できるクラスでは、Evergreen Outdoor Centerの代表を務め、名物キャラクターとしても知られるデイビッド・エンライトが面白トークを交えながら、ビーコントレーニングや装備の使い方、バックカントリーでの心構えをレクチャー。もちろんグッドコンディンションのツリーランまで存分に楽しめる。

中級者以上の経験者が参加する、ライディングをメインとしたクラスでは、白馬を拠点にバックカントリーガイドツアーを主宰するGranix Mountain Guideの荒川 智による、雪付きの良いオープンバーンを目指すオ・モ・テ・ナ・シ・コースへ。

この日のコンディションは、吹き溜まりで腰パウ。少雪のシーズンを忘れるほどのドン深ディープパウダーと冷えた晴天のパウダーデイ。
ザ・デイという、最高1日となった。

 

 

Haglofs Snow Days ホグロフス 

Haglofs Snow Days ホグロフス 
 

Haglofs Snow Days ホグロフス 

Haglöfsフレンズの荒川 智に導かれライディングを満喫したあとは、気合いが必要なまさかの腰ラッセル。

 

 

バックカントリーでスノーボーディングを楽しむには、ガイドツアーに参加しなくても経験値と知識によっては楽しめる。だが、ツアーに参加してみると予想を超える発見と楽しみに出会える。地形やラインの見方や参加者それぞれのギアのチョイスやセットアップやレイヤリングなど、学べることが沢山ある。気にはなっていたけど、知らなかったことをガイドに質問してみたり、これまでに気づけなかったことやさまざまな発見ができる。
そして、パウダーを満喫したあとは、参加者一堂で喜びをハイファイブで分かち合う。初めて出会った参加者も気がつけば仲間意識が自然に芽生えて、グッドバイブス溢れるパーティへと変貌。

滑る楽しさはもちろんだが、知見を深めながら山を行動するとあっという間の豊かなひとときを楽しむことができるのだ。

Haglöfs Snow Daysは、次年度も開催予定なので、まだ参加したことのない方は、ぜひ参加してみてはいかがだろうか?
きっと、スノーボーディングをより楽しむためのヒントが沢山溢れている。