5月18日、エイブル白馬五竜スキー場にて開催されたマウンテンクリーンイベント「Volcom patagonia Mountain Clean Up 2019」。
雪解けとともに顔を出したゲレンデにはどんなゴミが落ちているのだろう?
Photos By Kurocobushi, Diggin’ Magazine
Video & Word By Epic Snowboarding Magazine
Special Thanks: Volcom, patagonia, 永塚製作所, エイブル白馬五竜
冬のゲレンデでは降雪により目立たないゴミたち。スキー場にはどんなゴミが落ちているのだろう?
環境保全、地域支援など、さまざまな取り組みを推進するVolcomとpatagoniaの両ブランドがタッグ組んで開催された5度目となるマウンテンクリーンイベント「Volcom patagonia Mountain Clean Up 2019」。本イベントはこれまでにも白馬エリアのスキー場で毎年開催会場を変えておこなわれているイベントだ。今年の開催地はエイブル白馬五竜。新緑が心地よい会場には白馬エリアのみならず、多くの参加者が集まった。
Photo: Diggin’ Magazine
意図せずにポケットから落ちたであろうゴミ。ゲレンデ運営をするなかで発生したもの。雪解けとともに顔を出したゴミたちは、タバコのフィルター、プラスチック片、ビニール、そして、スノーボードギアのパーツなどさまざま。
このマウンテンクリーンに参加して感じたことは単純明快。例えば芝生に寝転がったときにプラスチック片やタバコの吸い殻などが目に付いてがっかりするようなことを経験したことがある人もいるはずだ。そんな誰にでもあるであろうシチュエーションを減らすことは、一人ひとりのちょっとした意識で変えていくことができるということ。無駄なゴミが出ないような生活スタイルを意識してみたり、考えて、感じて、行動する。意識を変えることは誰もがいつでもはじめることができる。
ゴミを拾うことの前にもできることは沢山ある。これについてはみんなそれぞれ考えてみて欲しい。決して難しいことではないはず。本イベントしかり、自然環境保全イベントはそんなシンプルなことを再認識させてくれる。そして、この場所で感じたことを人に話すこと、伝えていくこともひとつのアクションとしてここに伝えたい。
“Protect Nature Hakuba Goryu”
イベント当日の朝、参加者たちは遠見ゲレンデのリフト乗り場で受付を済ませて、ゴミ拾い用に永塚製作所が開発したトング“Magip”とゴミ袋を受け取りゲレンデをゆっくりと登りはじめる。Myトング&ゴミ袋を持参するエコロジーな活動に率先的に取り組む参加者。家族や仲間たちとハイキングを満喫しながらゴミ拾い夢中になる参加者。自然の空気をいっぱい吸い込んで、物思いにふけながら、楽しみにながら。ゆったりとした時間が流れていた。
循環型の地域づくり、気候変動、自然を学ぶ教育、持続可能なスノーリゾートへの転換など環境問題の啓発に取り組む、Pow Japan代表小松吾郎からメッセージ
参加者たちによって集められたゴミはさまざま
参加者へのご褒美はVolcom x patagoniaの記念Tシャツ
本イベントのみならず、環境問題へアンテナを立てることもときには意識してみて欲しい。雪、山、川、海。自然のフィールドで遊ぶ僕たちだからこそ、感じることや伝えること、さまざまなアクションを起こすことができるじゃないかと思う。
Diggin Magazine編集長 小林大吾、Volcom マーケティングマネージャーIceman、Volcomセールス村田春芳