新潟県・石打丸山スキー場で開催されたバンクドスラロームコンテスト「Chiki Chiki Banked Slalom」。フリースタイルのメッカとして知られる石打丸山で行われたバンクドは果たしてどんなコンテストになったのか?
コンテストレポートをハイライト映像とKentarou Fuchimotoの写真とともにお届け。
Photos by: Kentarou Fuchimoto. Video by: Snowcase Design.
Text: Kentarou Fuchimoto / Edit: Epic Snowboarding Magazine
Special Thanks: Season, High Push, Ishiuchimaruyama Snow Resort.
Chiki Chiki Banked Slalom 2019 Movie
去る3月16日石打丸山スキー場、観光第2リフト沿いにて、石打ローカルが手がけるバンクドスラロームコンテスト「Chiki Chiki Banked Slalom」が3年ぶりに開催された。会場となるコースは魚沼市・小出にスノー、スケートギアからオリジナルアパレル、シルクスクリーンプリントまで、横ノリを軸にしたセレクトショップSeasonをオープンさせた、DJ KZTKこと櫻井一崇をはじめ、六日町のスノースケートショップ、High Pushの金澤高澄、南魚沼のバックカントリーフィールドを突き詰める、関口 敬や佐藤亜耶ら石打ローカルライダーたちが仕上げたバンクドコースだ。
元スーパーパイプの横に誕生したコースは、ローカルたちが滑って掘り出した。
Rider: Wataru Okamoto
受付時間には定員オーバーの長蛇の列
大会当日の天候は変化が激しく、ときには濃霧でコースが先が見えないコンディションになることもあったが、参加者たちのボルテージは高く、会場はエキサイティングな雰囲気に包まれていた。「Chiki Chiki Banked Slalom」のルールは、スノーボード、スキーのカテゴリで男女のクラスに別れて、滑走1本でのタイムを競う。本番1本勝負ということもあり、参加者は入念にWaxをかけてソール仕上げる。ツルツルに光らせたソールを雪面で冷やして、バンクのチェックをしていた出場者を多く目にした。
大人から子供まで熱気に溢れたスタートエリア。湯沢、南魚沼エリアでは数少ないバンクドスラロームコンテストともあり、みんな本気だ。
マイクで会場を煽るのは、石打丸山の鉄板MC、MYK Boysのマーシー。持ち前のバイブスで終始会場を盛り上げていた。
Rider: Toshihito Nagumo
Rider: Hiroki Hoshi
Rider: Takashi Sekiguchi
Rider: Wataru Okamoto
Rider: Aya Sato
Chiki Chiki Banked Slalom 2019 リザルト
MEN’S OPEN
1位 岡本 航
2位 関口 敬
3位 山岡貴雄
WOMEN’S OPEN
1位 佐藤亜耶
2位 冨田るき
3位 山岡 月
MEN’S SKI
1位 高野大輔
2位 宮田恭平
3位 須藤隆太
WOMEN’S SKI
1位 下坂真凜
KID’S
1位 村岡大輔
2位 ムラカミ ユウノスケ
3位 蛯沢瑠来
KID’S SKI
1位 マキノ テル
2位 セキ ハルト
3位 サトウ エイト
湯沢、南魚沼エリアでの数少ないバンクドスラロームコンテスト「Chiki Chiki Banked Slalom」。スロープ、ジブ、地形を融合させたハイブリットなパークを手掛ける石打ディガー、Snowcaseクルーとローカルたちが作り出すムーブメントは、まだまだ面白くなりそうだ。
老若男女が入り混じり、終始ピースな雰囲気に包まれていた本大会。まだ参加したことのない方はぜひ、この空気感を現場で味わって頂きたい。
石打丸山スキー場
新潟県南魚沼市石打1782-2
03-6631-0837 / ishiuchi.or.jp