3月31日石打丸山スキー場にて開催された、DRAGONによるパークジャムセッション「D.D.S」。舞台となるのは新潟・南魚沼エリアを一望する石打丸山スキー場に誕生した、ボトムに巨大なエンドボウルが構える3D地形パーク。
キッズから40代オーバーまでがひとつパークを滑り倒し、滑って高め合うジャムセッション。
ハイライトムービーとともに春の石打に刻まれた模様をお届けする。
Film & Edit by: Yasuo Morishima.
Photos by: Ken Katsumata.
Special Thanks: Stright Six, Ishiuchimaruyama, Snowcase Disign.
D.D.S 2019 石打丸山ハイライトムービー
DRAGONのパークジャムイベント、Dragon Dynamite Solo Charenge、「D.D.S」。過去には「D.D.T」(Dragon Dynamite Team Charenge)という名前で3人1組のチーム戦でおこなわれていたことを覚えているスノーボーダーもいるだろう。そして近年では個人の滑りにフォーカスしたコンセプトでその盛り上がりは加速している。ハイシーズンはそれぞれの目的で雪を楽しみ、なかなか顔を合わすことが多くはないが、春の雪解けとともに一堂に会するスノーボーダーのサミット的なイベントだ。ジャムセッションの参加費はもちろん無料。16年にわたり、スノーシーズンを楽しむスノーボーダーたちが思う存分にハッスルできる最高の遊び場を作り続けている。
3月23日に東北エリアでの初開催となった「D.D.S Sumikawa」は、Bigtimeクルーが手掛ける特設パークを舞台に大盛況の内に幕を閉じた。そして、翌週末にはDRAGONライダーたちが数多く顔を揃える石打丸山へと会場を移し、春シーズンを締めくくるべく完成した地形パークでエキサイティングなセッションがはじまった。イベントの舞台は、南魚沼エリアのローカルの石坂 亮、関口 敬、ディガークルーSnowcase Design、石打ローカルたちによって仕上げられた無数のラインが楽しめるセクション群の地形パーク。参加者たちはスラッシュ、飛び、パンピング、それぞれのラインを刻んで楽しんだ。
舞台となるのは石打丸山のシーズンを締めくくる巨大な特設パーク
ジャッジ陣にはDRAGONチームライダーがずらりと顔を揃えた。長谷川 篤、富永 快、久保田空也、佐藤夏生、佐藤亜耶、鈴木裕司。東北からは松浦広樹、とMCを務めた高橋博美。そして、西からはDAYZEの堀井優作、良輔と吉野康人も駆けつけた。イベントのジャッジ方法は、それぞれのジャッジの心を打つ滑りをした参加者にDRAGONステッカーが配られ、その枚数が多いライダーが決勝に勝ち上がる。そして、決勝で2ランをおこない順位を決めるというものだ。
DRAGONのグローバルゴーグルデザインを手掛ける石打ローカル、Kengo Kimuraによるアートボードが会場を彩る
コースオープンとともにライン探しのはじまり
エンドボウルでドデカいスラッシュをブチまけるDRAGONライダー鈴木裕司のレイバック
南魚沼平野に飛び込みかのようなニクいインディ。地形パークのトレインはギャラリーの注目度大
意気揚々とヒップの重力を楽しむ福島から参戦の塩谷 陸
メンズクラス優勝を果たした全開のメソッドをキメる岡 慶治郎は、会場を終始盛り上げた
雪のコーピングを削りこむFsテールスライド
Rider: Youhei Niwano
フィッシュテールならではのスプレーを巻き上げる鋭いトゥサイドのカーブ
Rider: Yoshikazu Arai
この日の晩飯はさぞ美味かっただろうと思われるBsアーリー 360
Rider: Yuta Takei
D.D.Sの恒例のゴーグル争奪ダッシュ
ジャムセッションならではの一体感と本能を刺激する滑りの高め合い。ライダーのラインをトレースしたり、オリジナルラインを見つけたり。気合いで飛んでみたり。あらゆるフリースタイラーが存分に遊ベるセクション群で参加者を楽しませてくれた。そしてなにより、キッズから40代オーバーまで声をあげて楽しんでいるのだから、さらなる盛り上がりに期待が膨らむばかりだ。
D.D.S 石打丸山 2019 リザルト
<Men 16歳〜39歳>
1位 岡 慶治郎
2位 庭野陽平
3位 阿部祐太
4位 安永 颯
<Women 16歳〜>
1位 石井 恵
2位 半田彩愛良
3位 森田恵菜
<Master 40歳〜>
1位 高橋宗久
2位 大友 誠
3位 古川泰央
<Kid’s
15歳以下>
1位 三國琳大
2位 根岸宥景
3位 武井祐太
<Most Impressive Player賞>
吉村公志
<Grab賞>
大友新之介
<Crazy Thrasher賞>
椿 瑛斗
<Fun賞>
半田美沙紀
柳原 詩
竹花 浩
春の名物イベントとして知られるDRAGONによるパークジャムセッション「D.D.S」。老若男女、思いおもいに楽しめるイベントなので、まだ参加したことのないスノーボーダーは、ぜひ遊びにきて欲しい。次年度の開催も楽しみに!