EPIC SNOWBOARDING MAGAZINE

now bindings ナウ バインディング

NOW BINDINGS – NOWってどこがスゴいの?

 

スノーボーダーが求めるバインディングのフレックスとはなんだろうか?
コントロール性を求め、柔らく動きのあるフレックスをチョイスすれば、高速安定性を失う。安定性を確保するために固めのフレックスを選べば、低速時やトリックでの繊細な動きがしづらくなる。
“コントロール性”と“安定性”のどちらを選ぶのか…。この究極の二択を迫られるのはスノーボードのバインディング選びにおける従来の常識であった。
その常識を覆した革命的バインディングこそが、Skate Tech(スケート・テック)を搭載したNOW Bindingsだ。
“動かしやすさ”と“安定性”を絶妙なバランスで共存させた究極のバインディングテクノロジーを徹底紹介しよう。

 

SKATE TECH(スケートテック)

バインディング全体が傾く画期的システム

カナダのスノーボードシーンの礎を築いたレジェンドライダーであり、創業者であるJFペルシャによって2012年のブランド発足と同時に世界へ発表されたSkate Tech(スケートテック)。ボードの角度に合わせバインディング全体が傾く斬新なアイデアはスケートボードのトラックの動きからヒントを得て開発された技術だ。素材の柔軟性のみに頼ることなく、バインディングそのものが傾く“動き”の要素を取り入れたことで、ボードコントロール性を高め、驚くべき安定性を実現した。本記事ではSkate Tech(スケートテック)の最大の特徴を3つに分けて紹介したい。

 
now bindings skatetech ナウ バインディング

 

荷重を増強しターンを強力サポート
シーソーのようにバインディング全体が傾くことで、荷重を増強。ボードへのパワー伝達力を飛躍的に上げ、ビギナーユーザーはボード全体の扱いやすさが大幅に向上。同じボードとは思えない操作感を体感できるのだ。さらに、エキスパートは力強いエッジングで、より切れ味が鋭い曲がるターンを可能にした。

抜群のトーションで高いコントロール性を発揮
スノーボードにおける重要な動きのひとつである、ボードのネジれ(トーション)。これまでボードにしかなかったトーション性をバインディングに持たせたこともSkate Techの大きな魅力のひとつ。これにより、フリーライディングではターン時の繊細なエッジ操作を可能にし、フリースタイルアクションにおいてはジャンプの抜け、ジブやバタートリックでのボードコントロールを容易にした。フィールドを問わず、さまざまな場面でボードの操作性を劇的にアップさせる。

ライディング時の疲労感を軽減
つま先側とかかと側にゴム製のブッシュを配置。この4点のブッシュが雪面からの衝撃を吸収し、荒れたバーンでのスムースなライディングをサポート。また、ストラップを極度に締めることなく力強いエッジングを可能にしたのもSkate Techならではの特徴。衝撃吸収性と圧迫感のない快適さにより、長時間のライディングでも足の疲労を感じることなく楽しむことができるのだ。

 

“動かしやすさ”と“安定性”を両立させたバインディングのテクノロジー紹介ムービー

 

ライダーコメント / 堀井優作
Skate Techは構造に無駄がまったくなくて、なんせ理にかなってる。バックカントリーやゲレンデの広い斜面ではターンの伸びが良くなったし、細かいセクションでも動きやすいから、ジブやパークなどフィールドを問わずに効果がわかるはず。Skate Techは、無駄な力を使わずに効率良く滑れるのが魅力だと思う。トーションのねじれがかなり良くなることで、とにかくコントロール性が高いよ。

 

 

HI CUP (ハイカップ)

より自由度の高い足首の動きを求めるユーザーへ

コアなスノーボーダーたちの間で人知れず定番化してきたノーバックスタイル。それは、ハイバックを取り払うことで足首の動きを自由にするというモノ。NOW Bindingsはハイバックを外した場合を想定し、ヒールカップを従来のバインディングよりも高く設定。ヒールカップのみでもしっかりとカカトをホールドすることでハイバックなしでも安定したエッジングを可能にした。
さらには、ノーバックの自由さとハイバックのホールド感の“いいとこ取り”をしたハイバックエクステンション、ハイカップも装着が可能。ハイカップモードで得ることのできる足首のフィーリングは、ポークを強めたスタイリッシュなエアー、パウダーでのより自由なフィーリングを求めるユーザーにピッタリ。

now bindings
now bindings skatetech ナウ バインディング

全モデルに装着可能な別売りハイカップは、¥7,500 + TAX。また、Select Proにはハイカップが標準で付属し、Pilot / Brigade / IPOはセットになったモデルを選択することができる。

 

ライダーコメント / 野村和平
僕はSelect Proにハイカップを付けて使い始めました。実際使うとヒールカップが高いから荷重しやすくて、レールもターンも調子いいですね。特にヒールサイドターンは今まで以上に倒せるから最高に気持ちいい。ジャンプではグラブしたときに刺しやすいので、タックニーとかも思いっきりグイッと絞れます。ホールド感もしっかりしているし、ハイカップにしても不安定感はまったくないですね。なによりもハイカップを付けたときのシンプルでクラシックな見た目が気に入ってます。

 

 

FLIPIT STRAP (フリップイットストラップ)

玄人を唸らす、滑り手目線のアジャスター機能

圧倒的なフィット感と快適性を誇るストラップテクノロジーはNOW Bindingsの人気を支える立役者。しなやかなEVA素材を継ぎ目なく成型したインジェクション方式のストラップパッドや、強靭なナイロンと柔らかい素材を多層構造で使用することで、ホールド性と快適性を兼ね備えたストラップが人気を博している。NOWが誇る数々のストラップ技術のなかでも特筆すべきは、フリップイットテクノロジー。これは左右のアンクルストラップを付け替えるだけで、レスポンス性と足首のホールド感を自分好みに調節できる優れモノ。ライディングスタイルやフィーリングに合わせて細かいセッティングが可能な機能は、徹底的な滑り手目線によるプロダクト開発の賜物だ。

now bindings skatetech ナウ バインディング

 

ライダーコメント / 中川伸也
自分の場合は足の甲を締め付けずに足首全体を包み込みたいから、エクステンションは上向きにしてるよ。長い時間フリーライドするような日でも、上向きのほうが足の疲れは軽減できる。逆に一発勝負のジャンプなどでより早いレスポンスを求める人は、エクステンションは下向きのほうがいいと思うよ。NOWのバインディングは踏む力が強いからブレなくてズレにくいターンができるし、ストラップをどっちの向きにつけても、自分の滑りにあわせて動いてトーション性がすごくいいのは共通しているよ。

 

 


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