先の見えない尾根を幾度となく飛び越え、足を取られたら死にかねないスラフと並走し、ノンストップで降りていく1分間のラン。それは紛れもなくスノーボーディングにおけるひとつの最高峰のライディングといえるだろう。
ふたりの日本人スノーボーダーが、聖地・アラスカはバルディーズ、トンプソンパスエリアの斜面へ挑む模様をドキュメントしたムービー、“Mind”がオンライン公開された。
極限の世界でのスノーボーディングを追求する日本屈指のスノーボーダー美谷島 慎、そして’90年代よりアラスカを訪れ、プレイヤーとしては47歳にして10年ぶりにこの地へ挑戦したプロスノーボーダー / ガイドの高久智基による濃密な時間の記録だ。
雪質を判断する知識と経験、地形に対する記憶力、雪崩れた場合のリスクマネジメントなど、ライディング技術だけでなく人間力も試されるエクストリームな世界。
1本のラインで何度も訪れる命と斜面とのやり取りをクリアしながら、ライダーとして魅せるライディングを残す。本作品は、そんなスリリングで目が離せない滑りが連続する約17分のムービーとなっている。
突き詰めれば無限に広がっていくスノーボーディングの魅力を、高まる鼓動とともに感じざるを得ない圧巻のムービーをお見逃しなく。
Feature:
Tomoki Takaku, Shin Biyajima
Film:
Masaki Sekizaki
Edit:
Masaki Sekiguchi, Yoshiro Higai