2020年1月14日、白馬・八方尾根エリアのバックカントリーにて行われたフリーライド大会、「FWQ Freeride Hakuba 3* 2020」。
1996年から続く世界でもっとも権威のあるフリーライドの世界大会である「Freeride World Tour」(以下、FWT)の予選会となる本大会にて、男女ともに日本人スノーボーダーが表彰台のトップに立った。
大会の舞台となったのは、八方尾根スキー場のコースから見渡すことができる標高1800mに位置し、標高差300m、最大斜度45°の北北東斜面。大会前日に降雪があり、豪快なスプレーをあげる出場者の滑りからグッドコンディションに見えた大会当日。だがじつのところは、軽い雪の下の荒れた面に板を底打ちさせながら滑り降りる、難しいコンディションとなった。
ヨーロッパや北米、日本各地から集結したフリーライドの猛者たちを抑えて男子で優勝を獲得したのは、K2 Snowboardingジャパンチームの光久正貴。パウダーでのスイッチライディングを得意とする光久らしいライン取りでフィニッシュラインを切り、自身の持ち味を活かしたランで優勝を飾った。女子の優勝は白馬エリアを拠点に活動する加藤彩也香(Ride Snowboards)。4度目の出場で優勝を飾り、国内トップクラスのフリーライディングスキルを証明した。
1/18〜25日に白馬にて開催される上位大会、「FWT」への出場権を獲得した両名のさらなる活躍に期待したい。
FWQ FREERIDE HAKUBA 2020 RESULT
Snowboard Men
1位 Masaki Mitsuhisa(JPN)
2位 Yuki Okamoto(JPN)
3位 Brian Bozack(USA)
Snowboard Women
1位 Sayaka Kato(JPN)
2位 Wakana Hama(JPN)
3位 Aya Sato(JPN)
Ski Men
1位 Ben Richards(NZ)
2位 Koga Hoshino(JPN)
3位 Aren Kajita(JPN)
Ski Women
1位 Ayana Onozuka(JPN)
2位 Reimi Kusunoki(JPN)
3位 Yui Ohno(JPN)
フルリザルトはこちら。
オフィシャルリキャップ映像、“FWQ 3* Hakuba 2020 | Highlights”
ほぼ全選手の滑りを収録した、GOATによる“FWQ Freeride Hakuba 3* 2020 – Freeride World Tour”