2018年4月13日〜14日にわたり、オレゴン州ベンド直近のリゾートであるマウントバチェラーにて開催された「Big Wave Challenge 2018」。ハワイ出身のレジェンドサーファーであり、スノーボードにも没頭するジェリー・ロペスが手掛ける本コンテストは、雪で作られたビッグウェーブをライドする、ノースウエストのお祭りコンテスト。波を彷彿とさせるバンク地形が連発するうえに、ジャンプラインなど、スノーボードとサーフィンの要素が絶妙に絡み合った特設コースが舞台となる。
このコンテストの特筆すべき点は、ルールにとらわれないジャッジ形式。クラスごとに設けたポイント制のリザルト以外に、特別賞が多く用意されている。そのうえ、それぞれの賞の名前は事前に決められておらず、会場でオリジナリティのある滑りで盛り上げたライダーには、その場で賞を作って表彰する形式をとっている斬新なコンテストだ。
若手のフリースタイラーからパウダー愛好家、そしてプロサーファーまで、多種多様の滑り手が集結し、さまざまなラインとバラエティ豊かなトリックが飛び出すのもこのコンテストの魅力だろう。そして、日本からも名だたるマウンテンフリースタイラーがエントリーをしており、国境を超えたフリーライディングの祭典といえるものだ。
各国からライダーたちが参加するなか、40歳以上のクラスのMakule Divisionでは、丸山隼人が優勝を勝ち取り、3位には沼野健介がランクイン。そして、K2の天海 洋がMost Soulful Surfer賞を見事受賞。アメリカのコンテストで日本勢の快挙が連発した嬉しいニュースだ。
Niseko Filmsから公開されたリキャップ映像を見て、このお祭りの空気感を感じてみてほしい。来シーズンの春にはマウントバチェラーのビッグウェーブを乗りに、トリップを企んでみるのはいかがだろうか?
Film & Edit:
Niseko Films
BIG WAVE CHALLENGE 2018 リザルト
KANE DIVISION(MEN OPEN)
1位 Randal Seaton
2位 Max Warbington
3位 Phil Hansen
WAHINE DIVISION(WOMEN OPEN)
1位 Livia Molodyh
2位 Erika Vikander
3位 Marie France-Roy
KEIKI DIVISION(16歳以下)
1位 Alder Butsch
2位 Austin Benton
3位 Elijah Pile
MAKULE DIVISION (40歳以上)
1位 Hayato “Bubbles” Maruyama
2位 Jason Shurtz
3位 Kensuke Numano
MOST SOULFUL SURFER
Yo Amagai
BEST METHOD
Morgan Hebert
BEST TRICK
Veronika Perfilyeva
BEST CARVE(TOP TURN)
Brooklyn DePriest
BEST CARVE(BOTTOM TURN)
Jamie O’Brien
BEST LINE
Mike Ravelson
BEST WIPEOUT
Marlo MacMillan
BEST 360 DEGREE CARVE
Wajima Hidehiko
BEST SLASH
Kevin Porterfield
BEST SPIN
Justin Schoonover
BEST/BIGGEST AIR
Gus Warbington
BEST LAY-BACK
Kai Huggins
BEST FLIP
Jonny Sischo
MOST CRITICAL MOVE
Jay Hergert
MOST ALOHA SPIRIT
Ayla Cummins
MOST FUN
Annie Fast